レポート

家畜ふん尿向け小規模乾式バイオガス装置

エア・ウォーター株式会社は、このたびグループのエア・ウォーター北海道株式会社が帯広畜産大学らと共同で小規模酪農家向け乾式メタン発酵プラントを開発したと発表しました。 エア・ウォーター社プレスリリース(11/25付) 「国内初の「小規模酪農家向けエネルギー自給型乾式メタン発酵システム」を開発 ~乳牛のふん尿を活用した地産池消型エネルギーシステムの構築に向けて~ 」 今回開発された技術は、半固形状のふん尿を適切に処理できる前処理設備とFRP製円筒横型の乾式メタン発酵槽を組み合わせたシステムによるものです。 技術的なポイントとしては、 麦わら(敷料)が混合した原料に対して、一切の加水をせずに原料を自動投入できる設備を新規開発 ポンプ式撹拌機を備えたFRP製の円筒横型発酵槽を用いた乾式メタン発酵装置を適用。小型化や低コスト化を実現 といったところが挙げられます。   発生したバイオガスは

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何ごとにも始まりがあります。バイオガス発電のスタートは原料〜バイオマスからです。木材チップなどを直接燃やす、バイオマス発電の場合は間伐材や廃材など原形を留めたものも多いです。バイオガス発電の場合は各種の材料に手を加えて原料にし、そこからメタンを取り出してエネルギーに変換します。単一の材料を原料にする場合もありますが、多くはいくつもの素材を原料にして効率的にメタンの抽出を試みます。当然それらの素材の特性に左右されてバイオガス発電の効率も変化しますので、見極めがとても大切です。料理の場合もそうですが、材料や素材の特性を活かし、それにあった調理法が美味しく効率的に料理を作ることができます。
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